2010年04月23日

自殺未遂で入院、高額な医療費… 長男刺殺の母(産経新聞)

 「時計の針を戻したいです。(長男の)誕生日を祝った日まで戻したいです」

 自殺未遂で意識不明となり、入院中だった当時40歳の長男を刺殺したとして、殺人罪に問われた無職、和田京子被告(67)の裁判員裁判が21日、東京地裁(山口裕之裁判長)で結審した。前日の被告人質問で弁護人に「今願うことは」と問われ、涙ながらに「奇跡です。時間を戻したい」と答えた和田被告。高額な医療負担に苦しむ家族のために「母の責任」と決意した“子殺し”に、法廷はすすり泣きに包まれた。22日の判決公判で、裁判員はどのような判断を下すのか。

 和田被告の長男は昨年7月15日、勤務先で首つり自殺を図る。一命は取り留めたものの、医師からは「意識が回復する可能性は低い」と告げられた。家族で長男の誕生日を祝ったわずか11日後のことだった。後日見つかった手帳には長男の文字で、「変な女にだまされました」。また、家族にあてて「僕のことは早く忘れてください」「最後に、本当に本当に愛しています。今までありがとう」とつづられていた。

 追い打ちをかけるように健康保険組合から言い渡されたのは、「自殺は保険が適用外」という事実。医療費は月末には500万に、その後も1日10万〜35万のペースでふくれあがるという。勤務先や弁護士にも相談したが、解決策は見つからなかった。

 「私が呼吸器を外します」

 将来を悲観した長男の妻が医師にこう詰め寄ったことを知り、和田被告は決意する。「人にやらせるわけには絶対いかない。あの子を死なせてやるのが私の責任だ」

 入院から10日目の25日。出刃包丁を持って自宅を出た和田被告の懐には、20年前に旅行先のサンフランシスコで撮影した長男の写真があった。自宅の日記には「しっかりして京子。産んだ責任」と書き残されていた。

 ガラス張りの病室で横たわる長男は、頭に鉄の輪をはめられ、けいれんを繰り返していた。息子を殺すことにためらいがなかったわけではない。ただ、「息子は生かし続けられることを望んでいるのだろうか」と思った瞬間、「母さん、頼む」という声が聞こえた気がした。握りしめた包丁を左胸に4度突き立てた。

 自ら看護師に「私がやりました」と申告。和田被告は殺人容疑で逮捕された。事件後、医療費への保険適用が決まった。

 和田被告は「人間としてすべきことではなかった。深く反省し、後悔している」と法廷で述べる一方、他に方法はなかったか問う検察官には「何かいい考えがあったのなら教えてください」と返した。

 弁護人は「被告は家族のために捨て石になった」と主張。証人として出廷した長男の妻も「母がやらなければ私がやっていました。どうか母を自由にしてあげてください。夫もそれを望んでいると思います」と、涙ながらに訴えた。

 検察側は「同情すべき点はあるものの、結果は重大」などとして懲役5年を求刑。判決は22日に言い渡される。

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2010年04月20日

<お父さん犬>名誉駅長に 福井鉄道・北府駅(毎日新聞)

 乗客増に「犬のお父さん」の手も借りたい−−。福井鉄道(本社・福井県越前市)は12日、携帯電話ソフトバンクモバイルのテレビCMでロケ地となった福武線北府(きたご)駅(同市)の名誉駅長に、CMで人気の「お父さん犬」を任命した。高さ約30センチの布製ぬいぐるみは制帽をかぶり、同線終点の「越前武生駅」の改札横ショーケースに鎮座。写真を撮ろうとする利用客に囲まれ、“初仕事”をこなしていた。

 北府駅は1924(大正13)年に建てられた木造の無人駅。レトロな雰囲気がCM制作者の目に留まり、赤いマフラーを巻いたお父さん犬と、お母さん役の樋口可南子さんが雪国を旅するCMの舞台として2月上旬から約1カ月間放送された。駅名は出なかったが、放送開始後に福井鉄道に1日数件の問い合わせが電話で寄せられ、駅にはカメラを構えた観光客が訪れた。

 「この人気にあやかりたい」と福井鉄道がソフトバンクモバイルにお父さん犬の名誉駅長を打診し、実現。福井鉄道は「和歌山電鉄の三毛猫駅長『たま』のライバルになってもらいたい」と期待を寄せている。【安藤大介】

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2010年04月13日

<大江健三郎賞>中村文則さんの長編小説「掏摸(スリ)」に(毎日新聞)

 第4回大江健三郎賞(講談社主催)が作家、中村文則さん(32)の長編小説「掏摸(スリ)」(河出書房新社)に決まった。ノーベル賞作家の大江さんが昨年1年間に刊行された文学作品から一人で選考。受賞作は翻訳され、世界に紹介される。選評は7日発売の文芸誌「群像」5月号に掲載される。

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posted by ホシカワ ヒロハル at 14:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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